休業支援金の申請書類 誤って別人郵送のミス9件 厚生労働省

休業支援金の申請書類 誤って別人郵送のミス9件 厚生労働省
新型コロナウイルスの影響で休業したにもかかわらず、休業手当が支払われていない人を支援する、国の「休業支援金」の制度で、申請した人の個人情報が記載された書類が、誤って別の人に郵送されたミスが9件あったことがわかりました。厚生労働省は関係者に謝罪するとともに、同じようなミスが起きていないか確認を進めています。
「休業支援金」は新型コロナウイルスの影響で休業したのにもかかわらず、経営の悪化などの理由で企業から休業手当が支払われていない中小企業で働く人を支援するものです。

制度は月額33万円を上限に賃金の8割にあたる支援金を直接、支給するもので先月10日から郵送で受け付けを開始し、申請は今月4日までにおよそ5万1000件に上っています。

厚生労働省は民間企業に委託し、申請書類に記載の漏れなどがあった場合に申請した人にいったん戻していますが、今月4日と5日に、送り返した書類のうち、誤って別の人に郵送されたミスが9件あったことがわかりました。

書類には申請した人の名前や住所、勤務先、銀行の口座番号などの個人情報が記載されていたということです。

厚生労働省は関係者に謝罪し書類を回収するとともに、同じようなミスが起きていないか確認を進めています。