東京都 新型コロナ患者専用の2病院開設へ 府中市と渋谷区に

東京都 新型コロナ患者専用の2病院開設へ 府中市と渋谷区に
東京都の小池知事は記者会見で都内に新型コロナウイルスの入院患者を受け入れる2つの専用病院を開設し、合わせておよそ200床を確保することを明らかにしました。
東京都の小池知事は7日の記者会見で、府中市にある「旧都立府中療育センター」の施設を活用し新型コロナウイルスに感染した入院患者を受け入れる専用病院を開設することを明らかにしました。

そのうえで、規模はおよそ100床で中等症程度までの患者の受け入れを想定していて、10月中をめどに必要な改修工事を完了させて、その後、速やかに運営を始めるということです。

また、渋谷区にある「東海大学医学部付属東京病院」でも改修工事を行い、9月中におよそ100床の専用病院として運営を始め、2つの病院で合わせておよそ200床を確保するということです。

これとは別に、都内に14ある都立病院と公社病院で、新たに専用病床を合わせて200床確保したことを明らかにしました。

これにより、都立病院と公社病院では合わせておよそ1000床を確保したことになります。

小池知事は「専用の病床を複数箇所に確保することで速やかに陽性の患者を受け入れていく」と述べました。

このほか、小池知事は軽症や無症状の人が宿泊療養するための施設として、8月13日と17日に新たに2つを開設すると明らかにしました。

2つの施設で合わせておよそ900室が追加され、現在の6つの施設とあわせると3000室を超える部屋を確保できるということで、小池知事は今後の感染状況に応じてさらなる確保に取り組む考えを示しました。