東京都 新型コロナ 新たに462人の感染確認

東京都 新型コロナ 新たに462人の感染確認
k10012556201_202008072204_202008072206.mp4
東京都は7日、都内で新たに462人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。このうち家庭内での感染は49人で、濃厚接触者の中では引き続き最も多くなっています。
東京都は、7日、都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて462人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が400人を超えるのは今月1日以来で、1日の感染の確認が200人以上となるのは11日連続です。

462人のうち、20代と30代は合わせて304人でおよそ66%を占めています。

462人のうち、およそ33%に当たる153人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ67%の309人はこれまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者のうち、最も多かったのは家庭内での感染で、49人でした。

夫から40代の妻と10代の息子が感染したケースや10歳未満の子どもが両親や兄から感染したケースなどがあるということです。

このほか、職場内が30人、会食による感染が22人、医療機関など施設内が6人、それにその他が38人となっています。

職場内の感染では、先月演劇の稽古をしていた出演者やスタッフに感染が確認されたケースで、一度、陰性となった8人が再度行った検査で陽性と確認されたということです。

また、40代の男性が職場の喫煙室で一緒にたばこを吸っていた人から感染したということです。

その他のケースでは、複数人で旅行やゴルフ、それにキャンプに行った人の感染が少なくとも4人確認されているということです。

一方、7日の時点での重症の患者は6日より2人増えて23人だということです。

これで都内で感染が確認された人は1万5107人になります。また、7日死亡が確認された人はいませんでした。

小池知事「外出をできるだけ控えて」

東京都の小池知事は7日、都内で新たに462人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたことについて「20代と30代で66%を占めるが、80代まで広がっている。『感染拡大特別警報』を出しているので、都民の皆さんには、くれぐれも連休中も健康に注意をされて、外出をできるだけお控えをいただきたい」と述べました。

また「酒を提供する店やカラオケ店では、営業時間を夜10時までに短縮するなど、事業者の皆さんにもご協力をお願いしたい」と述べました。

入院中 重症者 自宅療養 病床の確保など

東京都によりますと、都内で7日までに感染が確認された1万5107人のうち、入院中の人は6日より1人減って1475人となっています。

このうち重症の人は6日より2人増えて23人です。

都は、7日の時点で、重症患者向けの病床100床を含めて都内で2400床を確保しているほか、今後は2800床まで増やすことを目指しています。

これとは別に来月から再来月にかけて2つの専用病院を開設して、200床を確保するとしています。

また、自宅で療養している人は6日より15人減って477人です。

さらに、都が開設している6つのホテルで療養している軽症や無症状の人は6日より7人増えて415人です。

都は、今月中にさらに2つのホテルを開設する予定です。

また、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は6日より117人増えて1046人です。

一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は1万1361人となっています。

屋外でも油断せずに

東京都の担当者は、「最近は、一緒にバーベキューやゴルフをしたなど、密ではない屋外での感染も見受けられる。こうした場所でも道中で一緒に車に乗ったり食事をしたりして感染するリスクは十分あるので屋外だからといって油断せずに、誰が感染していてもおかしくないという前提で行動してほしい」と話していました。