新型コロナ 政府 感染状況判断の指標議論へ 数値盛り込む方針

新型コロナ 政府 感染状況判断の指標議論へ 数値盛り込む方針
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新型コロナウイルス対策で、政府の分科会は、7日、感染状況を判断するための指標などをめぐって意見を交わすことにしています。

自治体が地域の実情に応じた対策をとりやすくするため、病床の占有率やPCR検査の陽性率など、具体的な数値を盛り込む方針です。
新型コロナウイルスの感染状況について、安倍総理大臣は6日、重症者が少ないなど緊急事態宣言を出した4月とは大きく異なっているとして、宣言を出す状況にないという認識を示しました。

そのうえで「地方自治体と連携しながら、医療提供体制がひっ迫しないよう、きめ細かく対策を講じていく」と述べました。

7日は、専門家でつくる政府の分科会が、現在の感染状況や、感染状況を4つのステージに分けて判断するための指標などをめぐって意見を交わすことにしています。

指標には、自治体が地域の実情に応じた対策をとりやすくするため、医療提供体制がどの程度ひっ迫しているかを示す病床の占有率や、PCR検査の陽性率、それに感染の経路が不明な人の割合など、具体的な数値をステージごとに盛り込む方針です。

また、感染が最も拡大している場合の4つ目のステージについては、政府の緊急事態宣言を選択肢とすることも議論することにしています。