福岡県 軽症者などの療養ホテル新たに確保へ コロナ感染拡大で

福岡県 軽症者などの療養ホテル新たに確保へ コロナ感染拡大で
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、福岡県の小川知事は病床の稼働率が50%を超え、「福岡コロナ警報」を発動する中、軽症者などの宿泊療養先として、新たにホテルを確保する考えを示しました。
福岡県は5日、「福岡コロナ警報」を初めて発動し、8日から21日まで、対策が不十分な福岡市内の接待を伴う飲食店などに対して、休業を要請するとともに、県民に対して会食は2時間以内とすることなどを要請することにしています。

福岡県の小川知事は6日、記者会見で「県民、事業者の皆様にはお願いしたことをしっかり守っていただきたい。お盆に入り、帰省や昔の仲間が集まる機会に感染が拡大しないことが大事だ」と呼びかけました。

一方、警報発動の指標の1つとなる、「病床稼働率」は4日の時点で、県が独自に設けた基準の50%を超え、54.9%となっています。

小川知事は「医療機関に協力をお願いして、目標の570床に向けて、できるだけ早く病床の確保に努めたい」と述べました。

そのうえで、軽症者や無症状の人の宿泊療養先について「新たなホテルの確保に向けて、最終調整をしている。来週のできるだけ早い時期に公表したい」と述べ、現在確保している福岡市内の2つの民間ホテルに加え、新たに県内3か所目となるホテルを確保する考えを示しました。