埼玉県 使用予定のTikTokの利用停止 セキュリティー懸念

埼玉県 使用予定のTikTokの利用停止 セキュリティー懸念
中国企業が提供する世界的に人気の動画アプリ「TikTok」について、埼玉県は情報セキュリティーの面で懸念があるとして広報活動などに使う予定だった公式アカウントの利用を停止しました。
埼玉県はことし2月、「TikTok」の公式アカウントを開設したうえで6月にアプリを運営する、中国に本部があるIT企業の日本法人と県のPR活動で連携する協定を結びました。

しかし「TikTok」をめぐって、アメリカのトランプ政権が個人情報が悪用されるとして懸念を示したことなどを受けて県民から不安の声が寄せられたということで、県は先月協定を凍結し、公式アカウントの利用を停止したということです。

協定に基づいたアプリの本格的な運用は始まっていなかったということです。

埼玉県広聴広報課は「県民の不安が払拭(ふっしょく)できるよう情報セキュリティー面の安全性を確保できるまでは協定を凍結し利用はしない」としています。

神戸市でも

神戸市は、中国企業が提供する動画共有アプリ「TikTok」をめぐって情報セキュリティー面で市民から不安の声が相次いでいるとして運用していたアカウントを、停止しました。

神戸市は、ことし5月、「TikTok」の運営会社と協定を結び、新型コロナウイルスの影響で外出を自粛している市民のために動物園の動画などを配信するサービスを始めました。

しかし、「TikTok」をめぐって、アメリカのトランプ政権が個人情報が悪用されるとして懸念を示したことが報じられると市民から「個人情報が漏えいする危険はないのか」などといった不安の声が10件以上寄せられたということです。

このため神戸市は、3日、アカウントを停止し、動画の配信などを休止しました。

神戸市の担当者は「『TikTok』での動画配信をやめても伝わるべき情報が市民に届かなくなることはないと判断し、不安の声があがるくらいならと休止を決めた」と話しています。