お盆の帰省「一律に自粛お願いすること避けたい」青森県知事

お盆の帰省「一律に自粛お願いすること避けたい」青森県知事
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全国で新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、青森県の三村知事はお盆の帰省について、「一律に自粛をお願いするようなことはできるかぎり避けたい」と述べ、感染対策を徹底したうえで帰省するよう呼びかけました。
首都圏などを中心に新型コロナウイルスの感染が拡大していて国内で感染が確認された人は4万人を超えています。

こうした状況を受けて、三村知事は4日開かれた定例の記者会見で、お盆の時期の県外からの帰省について、今週、開かれる予定の政府の分科会での議論を注視するとしたうえで、「現状では一律に自粛をお願いするようなことはできるかぎり避けたい」と述べ、県民に対しても「帰省される方々を温かい心で受け入れてもらいたい」と呼びかけました。

そのうえで「注意して帰ってきてくれると信じているし、そういう人たちに対し『よく帰ってきた。ふるさと青森はこうして頑張っているから、君たちも戻っても頑張れ』と、新型コロナの流行前にごく普通にしていたように家族・親戚・友達と接してもらいたい」とことばを詰まらせながら話しました。

そして最後に「健康や経済などいろいろ奪われたが、いろんな嫌なことがあって、心まで奪われてもいいのか。お盆はそれぞれのふるさとで、いろんな意味で心を取り戻す期間になればいいと思う」と語りました。