千葉 感染防止対策不十分なカラオケ店などに休業要請

千葉 感染防止対策不十分なカラオケ店などに休業要請
昼間にカラオケを行っていた店で集団感染が発生したことを受け、千葉県は感染防止対策が徹底されていないカラオケ店などに対し、特別措置法に基づく休業要請を行うことを決めました。
これは4日に開かれた県の対策会議で決まったものです。

千葉県佐倉市では4日までにいわゆる「昼カラオケ」を行っていた4つの店で、利用客など28人の集団感染が判明していますが、県によりますと、これらの店では歌うときのマスクの装着や、利用者の名簿の管理など対策が不十分だったということです。

このため県は業界団体のガイドラインに従っていない店に対しては、特別措置法に基づいて、今月8日の午前0時以降、休業要請することを決めました。

要請の対象にはカラオケ店のほか、接待をともなう飲食店も含めるということです。

また、会議では感染者の増加を受け医療提供体制について現在、4段階のうち下から2番目となっているレベルを、1段階上の感染拡大期に引き上げることを決めました。

来週11日から病床を現在の1.5倍となるおよそ750床確保するほか、臨時医療施設の稼働に向けた準備を進める予定です。

会議のあと、森田知事は休業要請について「カラオケ店でのクラスターがあちこちで起きているので何としても注意してほしいと判断した」と述べました。

またお盆の帰省をめぐっては「帰省先の都道府県の要請を参考にして行動を取ってほしい」と述べるにとどめ、千葉県に帰省してくる場合には「体調を万全にして帰ってきてほしい」と話しました。