“昼カラオケ” コロナ集団感染で市が対策呼びかけ 千葉 佐倉

“昼カラオケ” コロナ集団感染で市が対策呼びかけ 千葉 佐倉
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千葉県佐倉市のいわゆる「昼カラオケ」を行っていた4つの店舗で、新型コロナウイルスの集団感染が確認されたことを受けて4日、市長が市内の別のカラオケ店を訪れ、業界団体が示したガイドラインに基づく対策をとるよう呼びかけました。
千葉県佐倉市では3日までに、いわゆる「昼カラオケ」を行っていた4つの店舗で、客や従業員合わせて27人の感染が確認されています。

カラオケの業界団体は、歌う時にマスクをつけることや、1メートル以上距離をとるよう促すガイドラインを示していますが、千葉県によりますと感染者が出た4つの店舗では、マスクを外して歌っていた客もいたということです。

これを受けて4日、佐倉市の西田三十五市長が市内の別のカラオケ店を訪れ、経営者に対しガイドラインを踏まえた感染防止対策をとるよう呼びかけました。

店のオーナーは大声で歌うのを防ぐため、カラオケのボリュームを6割程度に抑えたうえ、歌い手が変わるたびにマイクカバーを取り替えていることや、歌うときにマスクをつけるよう客に呼びかけていることなどを説明していました。

市長は対策がとられていることを示す市独自のポスターを手渡して、店舗の入り口に掲示するよう伝えていました。

オーナーの渡邉久さんは「お年寄りを中心に『昼カラオケ』で元気に歌うことを楽しみにしている人も多いので、つらい状況になっていますが、気を引き締めて消毒などを徹底したいです」と話していました。