茂木外相 5日から英訪問 感染防止徹底し 帰国後待機措置とらず

茂木外相 5日から英訪問 感染防止徹底し 帰国後待機措置とらず
茂木外務大臣は、イギリスとの経済連携協定をめぐる閣僚協議を行うため、5日からイギリスを訪問すると発表しました。閣僚の外国訪問はほぼ半年ぶりで、新型コロナウイルスの感染防止策を徹底することで、帰国後2週間の待機措置はとらないということです。
茂木外務大臣は、閣議のあとの記者会見で、5日から4日間の日程でイギリスを訪問し、日英の新たな経済連携協定の交渉妥結に向けてトラス国際貿易相と閣僚協議を行うと発表しました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、日本の閣僚が外国を訪問するのはほぼ半年ぶりで、茂木大臣は滞在中、ラーブ外相とも会談し、感染拡大防止に向けた協力の在り方や、香港情勢などをめぐって意見を交わす予定です。

一方、政府は現在、海外から帰国する日本人に自宅などでの2週間の待機を求めていますが、茂木大臣と一部の随行者については、チャーター機の利用や帰国時のPCR検査の実施などの感染防止策を徹底することで、待機措置をとらないということです。

茂木大臣は記者会見で、経済連携協定の交渉について「EU=ヨーロッパ連合との経済連携協定に代わる新たな日英間の貿易・投資の枠組みを迅速に作ることは必要不可欠だ。どうにか妥結したい」と述べました。

また、2週間の待機措置をとらないことについて「こうした措置は国際標準になっている。当面の間、政府要人の外国訪問では同様の措置をとることを考えている」と述べました。