東京都 新たに309人感染確認 200人以上は8日連続 新型コロナ

東京都 新たに309人感染確認 200人以上は8日連続 新型コロナ
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東京都は4日、都内で新たに309人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。濃厚接触者のうち、家庭内での感染が4日連続で最も多くなっています。
東京都は4日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて309人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が200人以上となるのは8日連続です。

309人のうち、20代と30代は合わせて193人でおよそ62%を占めています。

また、309人のうち、およそ37%にあたる115人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ63%の194人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者のうち、最も多いのが家庭内での感染で31人でした。

中には、夫から同居する40代の妻と10歳未満の子どもに感染したケースや、娘から同居する60代の父親と40代の母親に感染したケースなどがあったということです。

濃厚接触者のうち、家庭内での感染が4日連続で最も多くなっています。

このほか、会食による感染が23人、職場内が17人、医療機関など施設内が10人となっています。

会食で感染した人のうち、20代の男女2人は先月23日からの4連休中、都外に旅行に出かけ、バーなどに行っていたということです。

一方、ガールズバーやホストクラブ、キャバクラ店など夜間に営業する接待を伴う飲食店の関係者は感染経路がわかっていない人も含めて合わせて10人でした。

これで都内で感染が確認された人は1万4022人になりました。

一方、4日の時点での重症の患者は3日より7人増えて22人です。

また、4日に死亡が確認された人はいませんでした。

小池知事「感染拡大防止 引き続き協力を」

東京都の小池知事は都庁で記者団に対し、「きのうまでの重症者は15人だったが、きょうは22人になっている。重症者が増えているのが気になるところだ。一日も早く回復されることを願っている」と述べました。

また、小池知事は、酒を提供する飲食店などに対し営業時間の短縮を要請しているとしたうえで、「感染拡大防止を実践している証しとしてステッカーの掲示をお願いしているが、どんどん広がりつつある。大変重要な夏になると思っているので、引き続き協力をよろしくお願いしたい」と呼びかけました。

都担当者「週末に向け感染者増える可能性」

東京都の担当者は都内での感染の確認について、週明けの月曜日や火曜日は休診の病院が増える週末をはさむため、平日のなかでは比較的少なくなる傾向があると説明しています。

そのうえで、「この傾向からすれば、火曜日に300人を超えているのは確認される人数が全体的に上がってきているという印象だ。検査が1日あたり5500件を超えている日もあることから、今後、週末に向けて感染者が増える可能性がある。動向をしっかり注視していきたい」と話しています。

入院者数などは

東京都によりますと、都内で4日までに感染が確認された1万4022人のうち、入院中の人は3日より17人増えて1382人となっています。

このうち重症の人は3日より7人増えて22人です。

都は4日の時点で、重症患者向けの病床100床を含めて都内で2400床を確保していて、2800床の確保を目指しているということです。

また、自宅で療養している人は3日より16人減って508人です。

さらに、都が開設している6つのホテルで療養している軽症や無症状の人は、きのうより20人増えて442人です。

また、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は3日より37人減って920人です。

一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は1万437人となっています。