プロ野球 新型コロナの感染者が出たときの対応 改めて協議へ

プロ野球 新型コロナの感染者が出たときの対応 改めて協議へ
プロ野球・ソフトバンクの長谷川勇也選手が新型コロナウイルスに感染し、2日、1軍の公式戦が中止になったことを受け、12球団は感染者が出た時の対応などについて、改めて協議することになりました。
ソフトバンクでは今月1日、2軍で調整中だった長谷川選手が新型コロナウイルスに感染していることがわかり、ファーム施設を利用している1軍の選手への感染の可能性が否定できないとして、2日、福岡市のPayPayドームで予定されていた西武との公式戦が中止となりました。

これについて、NPB=日本野球機構の井原敦事務局長は「一度、12球団でこの案件について振り返り、今後の対策について意見を交換する場は必要だと思っている」と述べ、12球団による臨時の実行委員会を近く開き、改めて協議することを明らかにしました。

プロ野球では、感染者や濃厚接触者が出た場合、その選手をチームから離脱させたうえで、試合は開催していく方針でしたが、今回、2軍の選手の感染が、1軍の公式戦中止につながる結果となりました。

井原事務局長は「想定はしていたが、改めてそのリスクを認識した」としたうえで、市中感染の広がりによって保健所が濃厚接触者を特定するための調査に時間がかかるようになっていることなど、感染者が出た時の対応でいくつか課題があったとし、こうした点について意見を交わすということです。