東京 食肉市場従業員 コロナウイルス感染「食品への影響なし」

東京 食肉市場従業員 コロナウイルス感染「食品への影響なし」
東京 港区にある都の食肉市場で勤務する従業員の男性が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。都は、感染防止対策をとっていたなどとして、取り扱っている食品への影響はないとしています。
東京都によりますと、感染が確認されたのは、港区にある都の中央卸売市場の食肉市場内にある事業者の30代の男性従業員です。

7月29日に味覚に違和感を覚えたため早退し、検査の結果、2日、陽性と判明したということです。

男性は製品の加工を担当していますが、マスクや手袋を身につけるなど感染防止策をとっていたほか、濃厚接触者もいないということで、都は、市場で取り扱っている食品への影響はないとしています。

男性が勤務する加工場などはすでに消毒が行われ、市場の取り引きは通常どおり行われているということです。

このほか、都は、23区内にある都立高校の60代の男性教員と都が出資する「東京港埠頭」の社員で品川区にある事務所に勤務する30代の男性の感染が確認されたと発表しました。

教員は陽性が判明する前の先月17日以降、学校には出勤しておらず、濃厚接触者はいないということです。

一方、「東京港埠頭」の社員は、船舶の給水や港の清掃を担当していて、一般の都民とは接触していないということです。