東京 世田谷区の特別養護老人ホームで10人感染 クラスターか

東京 世田谷区の特別養護老人ホームで10人感染 クラスターか
東京都世田谷区は、区内の特別養護老人ホームで、これまでに70代から90代の入所者10人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。区は感染者の集団=「クラスター」が発生したとみて、濃厚接触者の確認を進めています。
世田谷区によりますと、区内にある入所者の定員が100人未満の特別養護老人ホームで先月末、発熱症状があった2人の入所者について検査を行ったところ、29日に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

このため、同じフロアで過ごしていた入所者36人について検査を行ったところ、新たに70代から90代の8人の感染が確認されたということです。

職員についてはこれまでのところ、感染は確認されていません。

区によりますと施設は消毒を行い、それぞれの職員が働くフロアを固定するなど、感染対策を徹底したうえで運営を続けるということです。

区は「クラスター」が発生したとみて、ほかに濃厚接触者がいないか確認を進めるとともに、引き続き入所者や職員の健康観察を行って、感染拡大防止に努めるとしています。