「ヨゲンノトリ」の桃収穫 新型コロナ終息の願い込め 山梨

「ヨゲンノトリ」の桃収穫 新型コロナ終息の願い込め 山梨
新型コロナウイルスの終息の願いを込め、江戸時代にコレラを予言したとしてSNSなどで話題となっている「ヨゲンノトリ」の図柄を入れた桃の収穫が、山梨県甲州市で行われています。
この桃は、JAフルーツ山梨が新型コロナウイルスの終息の願いを込めて生産を始め、甲州市の畑で収穫が行われています。

桃は、今が旬の「なつっこ」という品種の桃に、江戸時代後期の文献に書かれ、伝染病のコレラを予言したとされる頭がふたつに分かれた不思議な鳥、「ヨゲンノトリ」の図柄が浮かび上がり「ヨゲンノモモ」と名付けられました。
生産には、県がことし取得した特許技術が使われ、収穫のおよそ2週間前に遮光シールを貼り付けたストッキングを桃にかぶせ、シール以外の部分が色づいて図柄になるということです。

「ヨゲンノモモ」は今月上旬までおよそ900個生産され、JAフルーツ山梨の直売所、甲州市の勝沼店と山梨市の八幡店で1個1000円で販売されます。

企画を担当したJAフルーツ山梨の青木麻里子さんは「新型コロナウイルスの影響で気持ちが落ち込んでいる時に、家族で食べたり、プレゼントしたりして喜んでもらればうれしいです」と話しています。