障害者の解雇 2月以降で1100人以上“感染拡大も影響” 厚労省

障害者の解雇 2月以降で1100人以上“感染拡大も影響” 厚労省
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新型コロナウイルスの感染が拡大したことし2月以降、解雇された障害者は1100人以上に上り、去年の同じ時期と比べて、約150人増えたことが厚生労働省のまとめで分かりました。
新型コロナウイルスの障害者雇用への影響を把握するため、厚生労働省がハローワークを通じて解雇された人の数を調べたところ、ウイルスの感染が拡大したことし2月から6月までに1104人に上ったことが分かりました。

これは、去年の同じ時期と比べて152人増加していて、厚生労働省はウイルスの影響が一定程度みられるとしています。

障害者の雇用をめぐっては、企業などに義務づけられている雇用率を今年度中に0.1%引き上げることが決まっていて、厚生労働省の審議会で引き上げ時期を決めるための議論が重ねられています。

厚生労働省は来年1月から引き上げる案を示していますが、ウイルスの感染が拡大する中、経営者側からは先送りを求める声が上がっていて、議論が続いています。