東京 ガスコンロを使った際の火災 4月と5月に増加

東京 ガスコンロを使った際の火災 4月と5月に増加
k10012545951_202008020717_202008020740.mp4
新型コロナウイルスの感染拡大で、緊急事態宣言が出されたことし4月と5月、東京では火災全体は減少した一方で、住宅火災は多くなり、とりわけガスコンロを使った際の火災が増えていたことが分かりました。東京消防庁は、自宅で過ごす人が多くなる中で増加したとみて、「ステイホーム中の火の扱いに注意してほしい」と呼びかけています。
東京消防庁によりますと、ことし1月から6月までの半年間、都内で起きた火災は1910件と、統計を取り始めた昭和35年以降、最も少なくなりました。

このうち、緊急事態宣言が出された4月と5月の火災は565件で、過去5年の平均より150件近く減少しました。

このうち、4月と5月に起きた「住宅火災」は278件に上り、過去5年の平均より20件多くなっていたことが分かりました。

住宅火災の原因をみると、ガスコンロを使った際の火の不始末が原因とみられる火災は4月と5月に80件起きていて、過去5年の平均と比べて18件多くなりました。

東京消防庁は、外出を控え自宅で過ごす人が多くなる中で増えたとみて、「火をつけたコンロから目を離さないなど、ステイホーム中の火の扱いに注意してほしい」と呼びかけています。