新型コロナ 東京 472人感染確認 過去最多を更新

新型コロナ 東京 472人感染確認 過去最多を更新
東京都は1日、都内で新たに472人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で一日に確認される人数としては7月31日の463人を上回り、これまでで最も多くなりました。
東京都は1日、都内で新たに10歳未満から90代の男女472人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

このうち、20代と30代は合わせて324人で、約69%を占めています。また、472人のうち、約35%に当たる167人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りの約65%の305人は、これまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者の感染確認のうち、最も多いのが家庭内での感染で50人でした。中には、家族5人が同居する子どもから感染したケースや、同居する父親から家族4人が感染したケースもありました。

このほか、職場内での感染が25人、会食による感染が22人などとなっています。

一方、ホストクラブやキャバクラなど夜間に営業する接待を伴う飲食店の関係者は、感染経路が分かっていない人も含めて合わせて29人でした。

これで都内で感染が確認された人は合わせて1万3163人になりました。

また、重症の患者は7月31日より1人減って15人になったということです。一方、1日に死亡が確認された人はいませんでした。

入院などの状況は

東京都によりますと、都内で1日までに感染が確認された1万3163人のうち、入院中の人は31日より23人増えて1220人となっています。このうち、重症の人は31日より1人減って15人となっています。

都は、1日時点で、重症患者向けの病床100床を含めて都内で2400床を確保していて、2800床の確保を目指しているということです。

また、自宅で療養している人は31日より13人減って388人です。さらに、都が開設している6つのホテルで療養している軽症や無症状の人は31日より31人増えて319人です。

また、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は、31日より298人増えて1156人です。

一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は9748人となっています。

都担当者「増加要因の一つは4連休の活動」

都内で1日、過去最多となる472人の感染が確認されたことについて、都の担当者は「472人の情報を分析すると、先月下旬の4連休に外出したり、遊びに行ったりした人が感染したという例が多くあった。きょう、人数が増えた要因の一つは4連休の活動だと思う」と話していました。

感染が確認された人の中には、4連休中に4日間友人と旅行をした、友人5人でバーベキューをした、8人で飲み会をしたなどといったケースがあったということです。

都の担当者は「飲み会などでは参加した複数の人が一気に感染してしまう例がある」としています。

都は都民には大人数で長時間の飲み会や宴会、少人数であっても近い距離での会話などは避け、飲酒を伴う会食目的での外出を控えるよう呼びかけています。