韓国 新コロナ集団感染の新興宗教団体トップを逮捕

韓国 新コロナ集団感染の新興宗教団体トップを逮捕
ことし2月、韓国の教会で起きた新型コロナウイルスの集団感染で、当局に正確な情報を提供しないことで感染の拡大を防ぐ業務を妨害したなどとして、新興宗教団体のトップが1日未明、逮捕されました。
韓国ではことし2月、南部のテグ(大邱)にある新興宗教団体「新天地イエス教会」で集団感染が発生し、翌3月にはトップのイ・マニ総会長が「故意ではないが多くの感染者が出た。最善の努力をしたが、すべて防ぐことはできなかった」と述べ、謝罪しました。

これは韓国での感染拡大のきっかけともなり、これまでのテグの感染者は6800人を超え、国全体の半分以上を占めています。

韓国の検察は7月28日、当局に事実と異なる名簿などを提出し、感染の拡大を防止する業務を妨害したとして、感染症予防法違反などの疑いでイ総会長の逮捕状を裁判所に請求しました。

韓国メディアは1日未明、裁判所が「犯罪事実について争いの余地はあるが、一部の容疑は認められる。証拠隠滅のおそれもある」として逮捕状を出し、その後、逮捕されたと一斉に伝えました。

一部のメディアによりますと、イ総会長は容疑を否認しているということです。