厚労省 コロナ対策統括の医務技監に福島靖正氏を起用へ

厚労省 コロナ対策統括の医務技監に福島靖正氏を起用へ
政府は31日の閣議で、厚生労働省の事務次官級ポストで新型コロナウイルス対策などを統括する医務技監に、福島靖正 国立保健医療科学院長を起用することを決めました。
厚生労働省の医務技監は、医療・保健分野の政策を専門的な立場から統括する司令塔として、3年前に新設された事務次官級のポストです。

政府は31日の閣議で、鈴木康裕医務技監が退任し、後任に福島靖正 国立保健医療科学院長を起用する人事を決めました。

福島氏は医師の資格を持った医系技官として旧厚生省に入省し、これまでに健康局長などを務めてきました。

初代の医務技監としてこれまで務めてきた鈴木氏は、新型コロナウイルスの検査体制や治療薬などをめぐる政策に中心的に関わり、総理大臣官邸の会議にも連日出席してきました。

加藤厚生労働大臣は記者会見で「組織として持続的な対応を行う観点から人事を実施した。福島氏は、省内のコロナ対策本部で取りまとめなどを担当しており、これまでの経験を踏まえて、先頭に立って対応してもらいたい」と述べました。

この人事は来月7日に発令されます。