政府分科会 感染拡大続いた場合などの対策協議か 新型コロナ

政府分科会 感染拡大続いた場合などの対策協議か 新型コロナ
新型コロナウイルスの新たな感染者が全国で増えていることを受けて、政府の分科会が開かれました。分科会では、現在の感染状況への分析と評価のほか、感染拡大が続いた場合に備えて、今後とるべき対策などについて意見が交わされたものとみられます。
政府の分科会は、西村経済再生担当大臣と加藤厚生労働大臣のほか、東京都の小池知事と大阪府の吉村知事もオンラインで参加し、午前10時半すぎから、およそ3時間にわたって開かれました。

冒頭で西村大臣は「全国の新規感染者の報告数は非常に高い水準だ。4月の感染拡大時と比べると、若い世代が多く、60歳以上の感染者や重症者がいまだ少ないことが異なっている」と指摘しました。

そのうえで、全国の感染状況について分析や評価を行うとともに、感染拡大が今後も続いた場合や、爆発的に拡大した場合に備えて、政府や自治体が取るべき対策や判断の指標についても議論し、見解を示すよう要請しました。

会議の内容はまだ明らかになっていませんが、飲食店などの営業時間の短縮の要請や、感染防止策をとっていない店舗に対する休業要請などについても、意見が交わされたものとみられます。

西村大臣は、このあと、分科会の尾身茂会長とともに記者会見し、議論の内容について説明することにしています。