政府 きょう専門家分科会でコロナ感染状況評価

政府 きょう専門家分科会でコロナ感染状況評価
新型コロナウイルスの新たな感染者が連日、全国で1000人を超えていることを受けて、政府は31日、専門家による分科会を開き、感染状況の評価を行います。東京都や大阪府の知事もオンラインで出席し、今後の対策をめぐり、意見を交わすことにしています。
新型コロナウイルスの新たな感染者は30日、東京都でこれまでで最も多い367人、大阪府で190人となるなど、2日連続で全国で1000人を超えました。

政府は緊急事態宣言を再び出す状況ではないとする一方で、高齢者の感染や重症者が増加傾向にあり、医療現場の負担感も強まっているとして、緊張感を持って状況を注視する方針です。

そして、31日午前、専門家による分科会を開き、国内の感染状況について分析と評価を行うことにしていて、東京都の小池知事と大阪府の吉村知事もオンラインで出席する予定です。

政府は、感染が拡大している都道府県では接待を伴う飲食店などに感染対策のガイドラインの順守を要請していて、東京都では週明けの8月3日から、酒を提供する飲食店やカラオケ店に営業時間の短縮を要請することにしています。

大阪府でも、対策をとっていない飲食店などに対し補償は伴わない形で休業要請を行うことを検討していて、分科会では今後の対策をめぐり、意見を交わすことにしています。

また、先週から始まった観光需要の喚起策「Go Toトラベル」で、対象から除外している東京以外で感染者が増えている地域の扱いなどについても意見が交わされるものとみられます。