厚労省 布マスク8000万枚 希望施設のみ配布を検討 新型コロナ

厚労省 布マスク8000万枚 希望施設のみ配布を検討 新型コロナ
厚生労働省は、介護施設などに配布している布マスクのうち、今月下旬から配布予定だったおよそ8000万枚について、現場から「いま必要ではない」といった声が出ていることなどを踏まえ、希望する施設のみに配布する方向で検討することになりました。
介護施設や障害者施設の職員や利用者などに配布を進めている布マスクについて、厚生労働省は、介護施設の中から「今、必要な物は布マスクではない」といった声が出ていることなどを踏まえ、今月下旬から配布予定だった8000万枚の配布を延期しました。

30日開かれた野党側の会合で、厚生労働省の担当者は、今後の対応について「さまざまな可能性を踏まえて大臣に諮り、結論を出す」と述べていました。

そして、厚生労働省は、これまでに配布した施設に追加で配布するとしていた当初の計画はとりやめ、希望する施設のみに配布する方向で検討することを決めました。

そのうえで余る布マスクは、備蓄することになる見通しだということです。