東京都 コロナ感染拡大で長期化も視野に対策

東京都 コロナ感染拡大で長期化も視野に対策
k10012542401_202007310957_202007311001.mp4
東京都内では30日、過去最多の367人の感染が確認されるなど、感染拡大に歯止めがかからないなか、都は、飲酒を伴う会食の自粛を呼びかけるとともに、条例で防止策を徹底するなど、対応が長期にわたる事態も視野に複数の対策を進めることにしています。
都内では、7月に入り、感染の確認が200人や300人を超える日が相次ぎ、30日は、過去最多の367人となるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

小池知事は30日、「感染爆発も憂慮される極めて危機的な事態だ」と述べ、強い危機感を示しました。

会食で感染するケースも相次いでいて、都は、夜間の繁華街などへの外出や飲み会や宴会など、飲酒を伴う会食の自粛を呼びかけるほか、週明けの8月3日からは、酒を提供する飲食店やカラオケ店に営業時間の短縮を要請します。

また、条例を改正して、1日から、事業者には感染拡大防止のガイドラインの順守を、都民には感染拡大防止のステッカーを掲示している店の利用を努力義務とします。

感染の終息が見通せないなか、都は、対応が長期にわたる事態も視野に複数の対策を同時に進めることで、感染拡大を食い止めたい考えです。