新型コロナ対策で結婚式の様子を “ライブ配信”

新型コロナ対策で結婚式の様子を “ライブ配信”
ブライダル業界も、新型コロナウイルスの感染拡大で結婚式の延期が相次ぐなど大きな影響を受けています。
業界大手のワタベウェディングも先月までの半年間の決算で最終的な損益が赤字となり、結婚式の様子をオンラインで配信するサービスなどに力を入れて新しい日常に対応し難局を乗り切る方針です。
ワタベウェディングのことし1月から6月までの半年間の決算によりますと、売り上げは110億円で、前の年の同じ時期より55%減少し、最終的な損益は71億円の赤字となりました。

新型コロナウイルスの影響で結婚式の延期が相次いだほか、とりわけ4月から6月の間は、渡航制限により海外で挙げる結婚式がすべて取りやめとなり、業績に響きました。

難局を乗り切ろうと、会社が今月から始めたのが、結婚式の様子をオンラインで同時配信し、家族や友人にみてもらう新しいサービスです。

人との距離を保ったり、混み合わないようにしたりする、新しい日常に合わせる形で導入を決めたということで、サービスを始めた今月中旬以降、問い合わせが相次いでいるということです。

今は、沖縄のリゾート地にある自社の式場に限っていますが、会社としても、新しい結婚式の在り方として、サービスに力を入れる方針で、今後は対象となる施設の数を増やしていくことにしています。

ワタベウェディングは「新型コロナウイルスの影響で、日々刻々と変化する状況に応じて、お客様の安全を第一に、ニーズに応えるサービスを提供していきたい」と話しています。