東京都の営業時間短縮要請 飲食店側に影響懸念の声 新型コロナ

東京都の営業時間短縮要請 飲食店側に影響懸念の声 新型コロナ
感染拡大を受けて、東京都が酒を提供する飲食店などに営業時間の短縮を求めていることについて、都内で飲食店にたずさわる人たちからは経営へのさらなる影響を懸念する声が聞かれました。
このうち、東京 渋谷区のワインバーでは、店長が午後5時すぎに始まった小池知事の会見の映像を真剣な表情で見ていました。

この店では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月上旬から5月下旬まで休業し、感染対策をとったうえで、徐々に営業を再開させていました。

今は通常営業に戻り、午前0時まで営業していますが、今回の東京都の要請を受けて8月3日から、閉店時間を午後10時に早めることにしました。

都は、要請に応じた事業者には20万円の協力金を支給するとしていますが、この店では午後10時以降が、かき入れ時のため経営への影響は深刻だということです。

店長の北村良平さんは、「従業員が感染するおそれもあるし東京で感染者が拡大しているのは事実なので営業時間を短縮するのは仕方がないと思います。新しい事業を考えるなどして、なんとかして、店を維持できるようにしたいと思います」と話していました。

また、20万円の協力金の支給について北村さんは「家賃も高いし、その金額で補えるところはないと思います。今までどおりやっていたら間違いなく潰れるだろう」と話していました。