Go Toトラベルの“移動” 尾身会長「必要に応じ政府に意見」

Go Toトラベルの“移動” 尾身会長「必要に応じ政府に意見」
政府の観光需要の喚起策「Go Toトラベル」をめぐり政府の分科会の尾身茂会長は、30日開かれた参議院の国土交通委員会で「感染の拡大が徐々に進んでいることは、ほぼ間違いない。県を越えた移動を控えたほうがいいか必要に応じて政府に意見を申し上げたい」と述べました。
この中で尾身会長は「感染の拡大が徐々に進んでいることは、ほぼ間違いない。感染の発信地は東京だが、地方では、時間差で起きている」と述べました。

そのうえで尾身会長は「東京以外の地域について感染状況をどう評価するかは、各都道府県の直近のいろんなデータを総合的に見て県を越えての移動を控えたほうがよいのか、大丈夫なのか、必要であれば政府に申し上げたい」と述べました。

Go Toトラベルは、感染者が増えている東京都を目的地とする旅行と都内に住む人の旅行は、割り引きの対象から外して今月22日に始まっています。

30日の委員会で今後の進め方について問われた赤羽国土交通大臣は「感染拡大にならないように全力を尽くすことが役割だと考えており、専門家のアドバイスを真摯(しんし)に受け止めながら政府全体で方針を決定していくことは今後も変わらない」と述べました。