千葉 49人感染確認 2日続けて宣言解除後最多に 新型コロナ

千葉 49人感染確認 2日続けて宣言解除後最多に 新型コロナ
千葉県内で30日発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は49人で、緊急事態宣言が解除されて以降、1日に発表された感染者数としては29日と並んで最も多くなりました。
千葉県などによりますと、新たに感染が確認されたのは乳児から90歳以上の男女合わせて49人です。

このうち鎌ケ谷市の住宅型有料老人ホーム「アヴィラージュ新鎌ヶ谷」では、介護の業務を委託されている「あかりんご新鎌ヶ谷訪問介護サービスセンター」の介護士の職員2人と入居者3人の感染が新たに判明しました。入居者3人に症状はなく、職員2人も症状は軽いということです。

この施設ではすでに介護士1人の感染が確認されていて、感染者は合わせて6人となり、県はクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生したとしています。この施設では個室で41人の入居者が暮らしているということで、県はほかの入居者についても検査を進めています。

また浦安市の20代の保育士の女性は、今月26日に38度台の熱やけん怠感の症状が出て、検査の結果感染が確認されました。前日にも市内の保育園に出勤していたことから、県は接触のあった園児5人の健康観察を進めています。保育園は30日から休園しているということです。

このほか市原市ではすでに父親の感染が確認されている乳児の女の子の感染が判明しました。女の子はせきや38度台の熱が出て入院していますが、症状は落ち着いてきていて軽症だということです。

30日に県内で発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は、5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降、1日に発表された数としては29日と並んで最も多くなりました。

千葉県内で発表された感染者は、これで1611人となりました。