メルカリ マスクの高値転売問題で有識者会議 新型コロナ

メルカリ マスクの高値転売問題で有識者会議 新型コロナ
フリマアプリ大手のメルカリは、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにマスクなどを高値で転売する問題が起きたことを踏まえ、有識者会議を設立して今後の対応指針をまとめることになりました。
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにフリマアプリやオークションサイトなどではマスクや消毒液が高値で転売される事例が相次ぎ、各社が出品を禁止する対応をとりました。

メルカリは、感染拡大をきっかけにこれまでにない取り引きやトラブルが起きたと受け止め、今後の対応や、フリマアプリの社会的な役割を議論する有識者会議を設けました。

メンバーは、企業倫理や経済学の専門家ら8人で、今回の取り引きやトラブルを詳しく分析したうえでことし9月中に対応指針をまとめることにしています。

会議の座長を務める慶應義塾大学の梅津光弘准教授が記者会見し「フリマアプリの何がよい使い方で何が悪用なのか話し合い、原則を確認したい」と述べました。

メルカリの田面木宏尚取締役は「コロナによって向き合う課題が大きく出てきた。転売の定義などを議論するとともに、社会や業界にどう貢献できるのか考えていきたい」と述べました。