日本の自動車メーカー8社が先月、国内と海外で生産した車の台数は去年の同じ月と比べて25％減少しました。新型コロナウイルスの影響が続いていますが、6割の落ち込みとなったことし4月や5月と比べると回復傾向にあります。

自動車メーカー8社によりますと先月、国内と海外で生産した車の台数は合わせて166万5700台余りで、去年の同じ月と比べて25％減少しました。

新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に販売が落ち込んでいる影響が続いていますが、中国やアメリカなどで需要が戻りつつあることから、60％程度の減少だったことし4月や5月と比べると回復傾向にあります。

地域別でみると、
▽日本での生産が49万800台余りで36％の減少、
▽アメリカが23万6400台余りで19％の減少でした。
一方、
▽中国は49万6800台余りで25％の増加となりました。

自動車メーカーの間では、各国の工場で生産体制を元に戻す動きが広がっていますが、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため、先行きはなお予断を許さない状況です。