介護施設などに布マスク約8000万枚 配布延期を検討 厚生労働省

介護施設などに布マスク約8000万枚 配布延期を検討 厚生労働省
介護施設などに配布している布マスクのうち今月下旬から配布予定だったおよそ8000万枚について、厚生労働省は「配布をやめて、ほかの費用に充てるべきだ」といった野党側の批判も踏まえ、配布の延期を検討しています。
重症化しやすいとされる高齢者などへの新型コロナウイルスの感染防止のため、政府は全世帯向けに配布した布マスクとは別に、介護施設や障害者施設の職員や利用者などに布マスクの配布を進めており、厚生労働省は、9月中旬までに配布を終えたいとしています。

しかし、「配布をやめて、不足する消毒液や防護具の費用に充てるべきだ」といった野党側の批判も踏まえ、厚生労働省は今月下旬から配布予定だったおよそ8000万枚について、配布の延期を検討しています。

厚生労働省によりますと、およそ8000万枚の布マスクはすでに製造が終わっているということで、厚生労働省は配布の時期などを検討することにしています。