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JR東日本 3か月決算 最終損益1553億円の赤字 新型コロナの影響

JR東日本の先月までの3か月間の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動の自粛などの影響で、最終的な損益が1553億円の赤字になりました。赤字幅は、四半期決算として過去最大です。
JR東日本の4月から6月のグループ全体の決算は、売り上げが去年の同じ時期に比べて55.2%減って3329億円、最終的な損益が1553億円の赤字となりました。

四半期ごとの決算の発表を始めた2003年度以降で、最大の赤字となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大で、外出や移動を控える動きが広がり、鉄道の利用者が大幅に減少したほか、駅ビルや売店の売り上げが落ち込んだためです。

また、来年3月までの1年間の業績予想は、新型コロナウイルスの影響が不透明なため未定としました。

会社では、コストを削減するため、来年春のダイヤ改正で終電時間を早めることや、利用客を分散させるため時間帯に応じて運賃を変えることなども検討していくことにしています。

記者会見した赤石良治常務は「非常に厳しい決算となった。感染拡大の影響で不可逆的な構造変化が起こってくる。ダイヤや運賃の見直しなどさまざま検討を進めたい」と述べました。

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