避難所も新型コロナ感染対策を 開設訓練 埼玉 志木

避難所も新型コロナ感染対策を 開設訓練 埼玉 志木
各地で大雨による被害が相次ぐ中、埼玉県志木市で新型コロナウイルスへの感染対策を取り入れた避難所の設営や運営の手順を確認する訓練が行われました。
志木市内の小学校の体育館で行われた訓練には、市の職員や地元の町内会の関係者など、およそ70人が参加しました。

訓練の中で、参加者たちははじめに飛まつ防止対策として、農業用のシートを使った簡易型の間仕切り作りに挑戦し、市の職員から指導を受けながら折り畳みのいすを角に置いたうえで2メートル四方のスペースを作っていきました。

また避難者の受け入れ訓練では受け付けの担当者がフェースシールドなどを身につけて避難者役の体温測定や問診票の記入を確認し、症状がある場合は専用の避難スペースに案内するという一連の手順を確認していました。

志木市防災危機管理課の新井敦偉主事は「避難所での新型コロナウイルスへの対応は市職員も経験がないので、今後、避難所を開設する際に困らないように今回の訓練を役立てていきたい」と話していました。