大阪 新たに221人の感染確認 1日で200人超は初めて 新型コロナ

大阪 新たに221人の感染確認 1日で200人超は初めて 新型コロナ
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大阪府は29日、府内で新たに221人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。府内で1日に感染が確認された人数としては、これまで最も多かった28日の155人を大きく上回り、初めて200人を超えました。
221人のうち感染経路が判明しているのは1人だけで、残りは感染経路が分からないか、分からない人の濃厚接触者だということです。多くは軽症か無症状ですが、重症者も3人いるということです。

未就学児から90代まで幅広い年代で感染者が確認されていますが、20代は全体の4割を超える97人と突出して多くなっています。

大阪府内の感染者の累積の人数は3651人となりました。

また50代の男性の死亡が確認され、これまでに亡くなった人は89人となりました。

SNSでは

大阪府で初めて200人以上の感染が確認されたことを受けて、SNS上では不安や驚きの声が相次いでいます。

このうちツイッターでは、「ついに大阪も200人超えてきたー怖くてどこもいかれへん」とか、「大阪200人超えかぁ。重症者はまだ少ないといっても毎日数が増えていくとやっぱり怖いな」、「大阪200人超え?!え、無理 怖い。きょう久々に心斎橋でご飯やけど食べたらさっさと帰ろう」などといった投稿が相次ぎました。

吉村知事「若い人たちに行動変えていただく必要」

吉村知事は29日夜、記者団に、「若い人を中心に右肩上がりで拡大しており、今後も感染者数は増えると思っている。高齢者やハイリスクの人に感染が広がらないようにしていくため、20代、30代の人には行動を変えていただく必要がある」と述べ、若い世代の府民に適切な行動を心がけるよう強く呼びかけました。

また、夜の繁華街での感染拡大を抑え込むため、感染症対策を取っていない飲食店などに対し、補償を伴わない形で休業要請を行うことを検討する考えを示したうえで、東京や愛知などの大都市圏で足並みをそろえることが望ましいとして、国も交えて協議したいという考えを示しました。

松井市長「エリア限定で休業要請」

繁華街などを中心に新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることを受けて、大阪市の松井市長は29日、記者団に対し「感染の広がりが確認されたエリアに限定して、休業要請をかける必要がある」と述べ、大阪府と対応を検討する考えを示しました。

また、休業を要請する期間は10日間を目安とする方針で、要請に応じた店舗には支援金として10万円を大阪市独自に給付する方向で検討を進めていることを明らかにしました。

松井市長は「今回、感染の拡大を抑えることができても、第3波、第4波にもつきあわなければならない。休業要請は狭いエリアが対象で、今後は10日間を単位に何度もお願いすることになる」と述べました。