新潟県は29日、新たに上越市の20代の会社員の男性と、新潟市の20代の男子学生の合わせて2人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

新潟市によりますと、感染が確認されたのは新潟市西区在住で、県内の大学に通う20代の男子学生です。

今月18日から20日まで友人と2人で大阪府に旅行し、新潟市に戻った後、26日に味覚の低下の症状があったことからＰＣＲ検査を受け、29日に陽性が判明したということです。

現在、味覚の低下も含めて症状はないということです。

男子学生は1人暮らしで、市内に戻ってからは大学の授業などにも出席しておらず、自宅近くのコンビニなどで買い物する以外は外出していないということです。

また、大阪へは新潟空港から飛行機で往復していますが、移動の間もマスクを着用していたということです。

新潟市保健衛生部の野島晶子部長は、「大阪で感染した可能性が高いとみている」と話しています。

市は今後、一緒に旅行に出かけた友人や男子学生から行動を聞き取り、濃厚接触者を調べていくことにしています。

新潟市では28日も、3人の感染者が確認されていて、これで県内の感染者は98人になりました。