マクドナルド大幅減益に 新型コロナで世界的に店舗休業が影響

マクドナルド大幅減益に 新型コロナで世界的に店舗休業が影響
大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、先月までの3か月間の利益がマイナス68%の大幅な減益となりました。一方、アメリカでは、休業している中小のレストランのうち、6割が閉店に追い込まれていることがわかり、深刻な状況が続いています。
マクドナルドが、28日発表した先月までの3か月間の業績は、売り上げが前の年の同じ時期に比べて、30%減って、37億6100万ドル、利益は4億8300万ドル、日本円で500億円余りと、マイナス68%の大幅な減益でした。

新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に店舗の休業を行ったことが影響しましたが、アメリカでの売り上げは、先月は2%余りの減少と回復傾向にあるということです。

これに対して、深刻なのが中小のレストランです。

レストラン利用サイトの「Yelp」が登録している店舗を調べたところ、今月10日の時点で、アメリカ国内で休業を続けているレストラン2万6160店のうち6割にあたる1万5770店は、休業ではなく完全に閉店したということです。

アメリカでは、中小のビジネスを支えようと、大規模な経済対策が実施されてきましたが感染拡大に歯止めがかからない中経営体力の弱い事業者は次々と脱落している形で事態は一段と深刻になっています。