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ソフトバンクグループ 唾液でPCR検査を行う子会社設立

ソフトバンクグループは新型コロナウイルスの感染を確認するための唾液を使ったPCR検査を行う子会社を設立しました。検査の効果を検証するとともに検査を広く提供していくことを目指す方針です。
唾液を使ったPCR検査は鼻の奥を拭って検体を採取する検査に比べ、簡単に実施でき、検査を行う側の感染対策の負担が軽減できるとされています。

この検査の精度や感染拡大を防ぐ上での効果を検証するため、ソフトバンクグループは子会社を設立し、国立国際医療研究センターと共同で研究を行うことになりました。

唾液を検体として使うPCR検査のキットを使って、まずはグループの従業員を対象に試験的に検査を始めたということで、今後、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの選手などにも実施する計画です。そして、ことし秋ごろから希望する自治体や企業にも検査キットを提供し、実費負担だけで検査ができるようにしたいとしています。

ソフトバンクグループは社員や取引先、医療機関の関係者ら4万人余りを対象に行った新型コロナウイルスの抗体検査の結果を公表するなど、感染拡大防止に向けた取り組みを独自に進めています。

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