熊本 小学校教諭の感染確認 学校は臨時休校に 新型コロナ

熊本 小学校教諭の感染確認 学校は臨時休校に 新型コロナ
熊本県内の公立小学校に勤務する50代の男性教諭が、新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。
感染が確認されたのは、熊本県八代市と八代郡を管轄する八代教育事務所管内の公立小学校に勤務する50代の男性教諭で、男性の母親も感染が確認されました。

熊本県と県教育委員会によりますと、男性教諭は、今月18日に大阪府から帰省した姉などと一緒に食事会に参加し、26日、姉の感染が確認されたため検査を受けたところ、感染が確認されました。

今月20日から22日までマスクを着用して授業を行い、26日から発熱の症状があるということです。

これまでのところ、小学校の児童や教職員に濃厚接触者はいないとされていますが、熊本県は、希望する児童や教職員全員にPCR検査を行うことにしています。

こうした影響で、小学校は、今月31日まで臨時休校することが決まり、29日は校内の消毒作業が行われる予定です。

県内で学校の教職員の感染が確認されたのは初めてです。

熊本県教育委員会の古閑陽一教育長は、記者会見で「引き続き児童や教職員の日常的な予防策の徹底をはかりたい」と述べるとともに、学校名については、「児童への偏見や誹謗中傷が生じない配慮が必要だが、濃厚接触者が不特定多数となる場合は、公表も検討したい」と述べました。