NY株価 小幅な値上がり 安全資産とされる金が最高値

NY株価 小幅な値上がり 安全資産とされる金が最高値
週明け27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は小幅ながら値上がりしました。また、安全資産とされる金が最高値を記録し、外国為替市場ではドルが売られ、円高が進んでいます。
27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて114ドル88セント高い2万6584ドル77セントでした。

この日は売り買いが交錯しましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、現在アメリカ議会で議論されている新たな経済対策への期待が相場を支えました。

安全な資産とされる金も買われ、先物価格は一時1オンス=1941ドルまで上昇し、2011年9月につけた価格を上回り、最高値を更新しました。

さらに外国為替市場ではドルを売る動きが強まり、円が買われて1ドル=105円12銭まで円高ドル安が進みました。

市場では、感染拡大の長期化に加え、アメリカと中国との対立が深刻化して景気に悪影響を与えるのではないかとの懸念が強まっていて、金への資金の流入やドル売り円買いは、こうした懸念によるものと見られますが、

一方で株価も上昇するという、これまであまり見られなかった動きとなっています。