大阪でコロナ感染急増 あす当面の対策決定 吉村知事

大阪でコロナ感染急増 あす当面の対策決定 吉村知事
大阪府内で新型コロナウイルスの感染者が急増していることについて吉村知事は、若者を中心に市中感染が広がっているという認識を示したうえで、28日に府の対策本部会議を開いて当面の対策を決定する考えを示しました。
大阪府内では今月24日に、1日としてはこれまでで最も多い149人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されるなど、27日まで5日連続で1日に100人以上の感染が確認されています。

これについて吉村知事は記者団に対し「若い人を中心に市中感染が広がってきているという認識だ。高齢者などに広げないためにも、感染の震源地をおさえていかないといけない」と述べ、28日夕方に府の対策本部会議を開くことを明らかにしました。

そのうえで今後の対策について「すべての施設に休業要請をかける状況ではない。感染の震源地が見えてきているので、そこに対する具体的な対応や府民へのお願いなど、より具体的、戦略的な対応をとるための決定をする。ピンポイントの戦略を打っていく」と述べました。

また、重症患者の新たな治療拠点として整備する「大阪コロナ重症センター」について、大阪 住吉区の「大阪急性期・総合医療センター」の駐車場に設置する方針を明らかにしたうえで、来月に工事を着工し、ことし11月から運用を開始する方針を示しました。