六本木の高級クラブで感染防止対策 専門家がアドバイス

六本木の高級クラブで感染防止対策 専門家がアドバイス
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、感染症対策の専門家が東京 港区の高級クラブを訪れ、ホステスなどに接客の際の注意点をアドバイスしました。港区は、感染防止対策に役立ててもらおうと、アドバイスの様子を撮影した動画を区のホームページに公開する予定です。
この取り組みは、接待を伴う飲食店を中心に夜の繁華街で新型コロナウイルスの感染確認が相次ぐ中、区内の飲食店が感染防止対策の研修を行う際に役立ててもらおうと、港区の保健所と都内のキャバクラ店などで働く女性たちの団体「日本水商売協会」などが協力して行いました。

27日は、感染症対策の専門家で国立国際医療研究センターの堀成美特任研究員が六本木の高級クラブを訪れ、実際にホステスに接客してもらいながら、どんな点に気をつけたらよいかアドバイスする形で撮影が行われました。

この中で、堀さんは、
▽接客時にはマスクの着用が望ましいが布や扇子でも代用できることや、
▽接触をできるだけ減らすためにホステスは交代しないこと、
▽マドラーを使い捨てにしたり、お菓子は個別に包装されているものを1人につき一皿提供することで感染のリスクを低くできるなど、具体的なアドバイスを行っていました。

撮影した動画は編集されたあと、来月上旬に港区のホームページで公開される予定です。

港区みなと保健所の松本加代所長は「説明を動画にすることで、注意する点がよりわかりやすくなると思う。安心のために役立ててほしい」と話していました。