名古屋市 感染者と接触 健康観察の対象が1100人 新型コロナ

名古屋市 感染者と接触 健康観察の対象が1100人 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、名古屋市の河村市長は、感染者と接触するなどして健康観察の対象になっている人が市内でおよそ1100人いることを明らかにしました。
また愛知県の大村知事は、県としても新型コロナウイルス対策を盛り込んだ独自の条例を制定する考えを表明しました。
27日の記者会見で、河村市長は26日までの1週間に市内で新たな感染者が262人出たことに触れ、「非常に憂慮すべき局面だ」と述べました。

そのうえで、感染者と接触するなどして健康観察の対象になっている人が、市内でおよそ1100人いることを明らかにしました。

また、市内の繁華街で若者たちを中心に感染が相次いでいることを受け、「飛まつの集中を避けるために、お店もお客さんもどんちゃん騒ぎはやめてもらいたい」と呼びかけました。
また、愛知県の大村知事は記者会見で、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ独自の条例を制定する考えを表明しました。

条例では、県の基本的な対策に加えて、感染が急速に拡大した場合に県独自の緊急事態宣言を出すことなども明記される予定だということです。

客や従業員に感染者が出た飲食店の店名の公表について、現時点では考えていないとしながらも、今後、感染経路の追跡が難しくなった場合には、利用者に周知するために公表を検討する考えを示しました。