コロナ消毒作業をロボットで 高輪ゲートウェイ駅で実証実験

コロナ消毒作業をロボットで 高輪ゲートウェイ駅で実証実験
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新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、JR山手線の「高輪ゲートウェイ駅」で、自動で消毒作業を行うロボットの導入に向けた実証実験が行われました。
JR東日本は、先端技術で新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、自動で消毒作業を行うロボットの導入を目指していて、27日、実証実験が報道陣に公開されました。

消毒作業のロボットは3種類あり、それぞれ消毒液を霧状に噴射する装置を搭載していて、人工知能を使った清掃や警備の機能などを兼ね備えているものもあります。

デモンストレーションでは、ロボットが複数のセンサーで建物の形状などを把握したうえで、駅構内を自動で移動し、利用者が触れる手すりなどを消毒していました。

このほか、人との接触を減らそうと、自動運搬技術の実証実験も行われ、ロボットにアイスコーヒーをセットすると、エレベーターに乗って会議室に届けるなどしていました。

ことし3月に開業した「高輪ゲートウェイ」駅では、『未来の駅』をコンセプトに最新技術を使ったさまざまな実証実験が行われていて、JR東日本はロボットの効果などを検証し、2024年度までの導入を目指しています。

JR東日本の技術イノベーション推進本部佐藤勲部長は「消毒作業、非接触でお客様にものを届けることが非常に重要になってきている。ここで効果が検証されたロボットは、ほかの駅でも展開していきたい」と話していました