米 南部や西部で感染拡大 フロリダ州がNY州上回る 新型コロナ

米 南部や西部で感染拡大 フロリダ州がNY州上回る 新型コロナ
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新型コロナウイルスの感染者が急増しているアメリカでは、西部のカリフォルニア州に続いて、南部のフロリダ州でも、これまでに感染した人の数がニューヨーク州を上回り、南部や西部を中心に感染の拡大が深刻になっています。
ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、25日に報告された1日当たりの新たな感染者は6万5000人を上回り、10日以上にわたって6万人から7万人台となる日が続いています。

最初に感染が広がったニューヨーク州では、このところ1日当たりの新たな感染者が700人程度にとどまる一方、南部や西部の州で感染者の急増が目立っています。

今月22日には西部のカリフォルニア州でこれまでに感染した人の数が40万人を超え、ニューヨーク州を上回って全米で最も多くなったのに続き、26日には南部フロリダ州でも感染者の数がニューヨーク州を上回りました。

フロリダ州の保健当局によりますと、州では9000人を超える患者が入院し治療を受けていて、少なくとも50の医療機関で患者を受け入れる能力が限界に達しているということです。

南部のテキサス州でもメキシコとの国境に近い地域で感染者が急増していて、25日から26日にかけて接近したハリケーンの影響で、大雨や強風による停電や建物の浸水も起きています。

各地に避難所が設けられていますが、収容する人数を抑えて人との接触を最小限にとどめているほか、避難してくる人の体温を測るなどして、感染のリスクを減らす努力が行われています。