海洋プラスチックごみ 対策しなければ2040年には2.6倍に

海洋プラスチックごみ 対策しなければ2040年には2.6倍に
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世界中で深刻な問題となっている海洋プラスチックごみについて、このまま適切な対策を取らなければ2040年には2.6倍に増えるという試算を、アメリカのNGOなどがまとめました。
世界各地の海ではプラスチックごみによる汚染が深刻になっていて、最近では新型コロナウイルスの影響と見られるマスクや手袋なども相次いで見つかっています。

アメリカのNGO「ピュー・チャリタブル・トラスツ」などが研究機関の協力を得て試算したところ、世界中の海に流れ出るプラスチックごみの量は、このまま適切な対策を取らなければ2040年には2900万トンと現在の2.6倍に増えることが分かりました。

すべてのプラスチックごみが世界の海岸に流れ着いた場合、2040年には海岸線1メートル当たり50キロのごみが堆積する計算で、人口の増加に加え、安いプラスチックの生産によって1人当たりの使用量も増えるためだとしています。

これに対し、プラスチック製品の使用を大幅に減らしたり、リサイクルしやすいようデザインを変えたりするなどの抜本的な対策を講じれば、2040年に出るごみの量を、逆に現在の半分以下に減らせるとしています。

「ピュー・チャリタブル・トラスツ」のウィニー・ラウさんは「海洋プラスチックごみは、観光地や漁業者などあらゆるところに影響を及ぼす。私たち全員の問題だ」と、社会全体で対策を講じる必要性を訴えています。