ALS嘱託殺人事件 医師1人は医師免許を不正取得の可能性

ALS嘱託殺人事件 医師1人は医師免許を不正取得の可能性
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難病、ALSを患う女性を本人の依頼で殺害したとして逮捕された医師の1人が海外の大学の医学部を卒業したことにして医師免許を不正に取得した可能性があることが関係者への取材で分かりました。厚生労働省は警察からの連絡を受け、詳しい経緯の調査を始めました。
関係者によりますと逮捕された2人の医師のうち大久保愉一容疑者(42)は大学を卒業後、厚生労働省で医系技官として働き、平成20年から21年ごろには医師免許の国家試験などに関わる部署に所属していたということです。

その後、平成30年に宮城県でクリニックを開業していました。
一方、関係者によりますと山本直樹容疑者(43)は大久保医師と医学部のある国内の別の大学に通っていた学生時代に知り合ったとみられています。

しかし山本医師はこの大学を中退していて、その後、医師になるまでの経緯に不自然な点がみつかったということです。

関係者によりますと、山本医師は平成22年に医師の国家試験を受験する際、海外の大学の医学部を卒業したと厚生労働省に申請していたということです。

ところが、警察がこの大学に問い合わせたところ、卒業した事実が確認できなかったということで、海外の医学校を卒業したことにして医師免許を不正に取得した可能性があるということです。

医師の国家試験を受けるには日本の大学の医学部や海外の医学校などを卒業していることが条件の1つとなっています。

さらに海外の医学校を卒業した人については、厚生労働省が国内の医学部を卒業した人と同等以上の学力や技能を持つか審査することになっています。

厚生労働省は警察から連絡を受け、山本医師が受験した際の詳しい経緯について調査を始めました。