新潟県佐渡市は市内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されたことを受けた対策会議を開き、島内での感染拡大防止に向けて市が主催や共催をするイベントを今月いっぱいすべて中止または延期とし、対策を徹底することを確認しました。

佐渡市では今月22日、島内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されました。

25日開かれた対策本部会議では渡辺竜五市長が「長丁場になる可能性があるが、経済活動を進めながら感染拡大を止めていくことが大事だ」と話しました。

会議では島内での感染拡大防止に向け、市が主催や共催をするイベントについては今月いっぱいすべて中止または延期とすることや、公の施設のうち、図書館や体育館などは今月28日まで臨時休館とする一方、宿泊施設と温浴施設は感染防止対策を徹底したうえで営業を続けることを決めました。

さらに、佐渡汽船が現在新潟港と直江津港で行っている乗客への検温を24日から佐渡側でも行い、対策を強化していることも報告されました。

渡辺市長は「一人一人の行動が、感染を防ぐ力となるので、手洗い、マスク、密を避けるといった基本的な対策に取り組むよう協力をお願いする」と呼びかけました。