緊急事態宣言解除から2か月 全国各地の人出の減少続く

緊急事態宣言解除から2か月 全国各地の人出の減少続く
緊急事態宣言が全国で解除されて25日で2か月となりましたが、東京や札幌など各地の人出は去年と比べると少ない水準が続いていて、感染拡大が収まらない中、人々の行動に影響を及ぼしていることをうかがわせています。
NTTドコモは、携帯電話の基地局の情報をもとにプライバシーを保護した形で全国の人出のデータをまとめています。

それによりますと、東京・新宿駅周辺の午後3時時点の人出は、緊急事態宣言が解除された5月25日は去年の同じ月と比べて61.8%減少していました。

その1か月後の先月25日は28%、今月22日は30.3%、それぞれ減少していて、人出は一定程度戻っているものの去年と比べて少ない水準が続いています。

また、東京と同じ日に緊急事態宣言が解除された埼玉県の大宮駅周辺は今月22日の時点で15.9%、神奈川県の横浜駅周辺は10.4%、千葉県の千葉駅周辺は12%、北海道の札幌駅周辺は17.3%、それぞれ減少しています。

東京などよりも早く緊急事態宣言が解除された地域でも今月22日の時点で、大阪・梅田周辺が19.7%、愛知県の名古屋駅周辺が18.1%、それぞれ去年より減少していて、新型コロナウイルスの感染拡大が各地で人々の行動に影響を及ぼしていることをうかがわせています。