感染疑い患者受け入れ拒否減へ 東京都が医療機関を指定 コロナ

感染疑い患者受け入れ拒否減へ 東京都が医療機関を指定 コロナ
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新型コロナウイルスの感染が疑われる救急患者が受け入れを断られるケースを減らすため、東京都は、指定した医療機関に空いた個室を用意してもらい、患者を受け入れてもらう取り組みを始めています。
都によりますと、救急搬送される患者が5か所以上の医療機関に受け入れを断られたり、20分以上受け入れ先が決まらなかったりしたケースはことし4月に2365件と去年の同じ時期のおよそ4倍に増えました。

4月は新型コロナウイルスの感染が急増した時期で、発熱など感染の疑いがある患者用の個室を確保できなかったケースが相次いだということです。

こうした状況を受け東京都は、感染が疑われる患者を積極的に受け入れる医療機関と、必ず受け入れる医療機関を指定する取り組みを先月から始めました。

積極的に受け入れる医療機関は都内に73あり、1週間のうち5日以上、個室を1室用意します。

こうした医療機関でも5か所から断られるなどした場合は、毎日個室を用意できる30の医療機関で必ず受け入れてもらうということです。

都は指定した医療機関に支援金を支給するなど、受け入れ態勢を整えたい考えです。