茂木外相 来月にもイギリス訪問 感染状況見極め対面外交へ

茂木外相 来月にもイギリス訪問 感染状況見極め対面外交へ
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で外国への出入国が制限され、閣僚らの外国訪問も2月を最後に行われていません。こうした中、茂木外務大臣は来月上旬にもイギリスを訪問し、経済連携協定の締結に向けて閣僚協議に臨む方針で、今後、感染状況を見極めながら各国との対面による外交を進めたい考えです。
世界的な感染拡大の影響で、安倍総理大臣はことし1月に中東3か国を歴訪して以降、半年余り外国訪問がなく、茂木外務大臣も2月中旬のドイツ以来、外国訪問ができていません。

こうした中、茂木大臣は来月上旬にもイギリスを訪問し、イギリスがEU=ヨーロッパ連合から離脱したことに伴う日英の新たな経済連携協定を年内に締結することを目指して、閣僚協議に臨む方針です。

協議では、日本からイギリスへの輸出額が最も多い自動車の関税撤廃の時期やイギリスの農産品の扱いなどをめぐって詰めの交渉が行われるものとみられます。

茂木大臣は世界的な感染拡大以降、各国の外相らとのテレビ会議などは重ねてきたものの、直接、外国を訪問して会談するのは今回のイギリスがほぼ半年ぶりとなります。

茂木大臣としては、今後、国内外の感染状況を見極めながら各国との懸案の解決に向けて対面による外交も進めたい考えです。